えだまめの会#80 石の鳥


 「ふる里の誇りを皆で考えよう」
講師 丹羽善久さん(造形作家)
とき 1月31日(水)午後7時30分
ところ 内海・橋本宅

(中日新聞内海通信部となり)

TEL(0569)62-0243

会費 1000円
(飲み物付)

参加者 26人
丹羽さんが指導する老人ホームのお年寄りの習字、「ねてばかりおるから ようこえてきた」「ありがたいこと なむあみだぶつ」。お年寄りに色々教えられることも多いと丹羽さん。
 石の鳥や流木造形、砂絵などで知られる彼の作品は南知多の豊かな自然の中から生み出され、その作品は素朴さと不思議なほどの温かみがあります。最近では、老人ホーム6か所を回って絵を教えているという彼の優しさからもその人柄が伺えます。
 今回はこの21世紀はもう一度皆の心が自然に帰り、この南知多町が心のふる里となるような田舎の良さをアピールすべくまちのオリジナル作品として、全国に通用するような作品づくりをしていけたらという彼の熱い思いを語っていただきます。
 そして、「あなたのまちの誇りは?」と問われたときにあなたなりの答えが出せる、そういう話し合いの場になればと思います。
えだまめレポート
 橋本邸の1階の応接間からリビングにかけて「ぜんきゅう・心のギャラリー」に様変わりし、そこでまず訪れた
25名余りの方々をぜんきゅうさんの世界に引き込み、その後2階のパーティールームで心がほっとするようなお話が聞けました。
 今のぜんきゅうさんがあるのは40歳を過ぎてから、内海に帰ってきて、1年ほどプー太郎をしていたそうなんですが今振り返る
と人からみれば心配の種だったかもしれない。でもそれが自分にとっては貴重な一年であったと語っていました。その一年に絵を
描くことが好きだった彼は毎日のように内海の浜に出かけ、スケッチをするうちに落ちていた石が鳥のように見えてきてそれで石
]の鳥を作ったのが、創作活動の原点となりました。それをおじさんに見せたところすごく誉められ、それが嬉しくて部屋を石の鳥で
一杯にしてしまったそうです。その時の自分の経験から、人を伸ばすには誉めることが一番だと力説されました。
 それからは友だちの力、周りの人、老人ホームのおじいさん、おばあさん、皆に助けられ今の自分があると最後まで謙虚にお話
をされるぜんきゅうさん。特に老人ホームでおばあちゃん達の書く、「92ならまんだ若いでな」「あんたいくつだね」「わしゃ100だ
がね」などという言葉には部屋中笑いが溢れ、”人間って素敵だね”という思いで一杯になりました。
 そしてこれからも「石の鳥」を始めとする南知多を愛する心から生まれる自分の作品、自分の田舎を誇りに思いながら活動して
いきたいと熱く語っていただきました。その後、参加された皆さんが思い思いのペースでおしゃべりをし、貴重なひとときとなりまし
た。そして、こうしたぜんきゅうさんを取り巻く、温かい心をもった人たちがたくさん南知多、知多半島にいることが、まずはまちの誇
りの一つでもあるのかなと思いました。(若杉久美子)
 


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最後にこの日参加した沢田町長からもコメント―
”変わり者がこの世界を進歩させてきた”
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